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【6万円の節税】看護師がふるさと納税をするメリット・デメリットや具体的方法を解説

urakanngosichou

皆さんこんにちは

裏看護師長です

今回は、看護師ができる節税の一つである「ふるさと納税」について話していきたいと思います。

ふるさと納税という言葉自体は聞いたことがあるかと思いますが、その具体的な内容やメリットについて知らない方は意外と多いです。

実は私もその内の一人で、「納税?そんなの別にいいよ」と興味すら持っていないほどでした。ですが、お金の勉強を始めて、看護師でも節税する方法があるんだ!と知って最初に出会ったのがふるさと納税でした。その仕組みを簡単に言えば、実質負担は2000円で、取られるはずだった税金を使って返納品をもらうというものです。

看護師であればそれで約6万円分の節税が可能になります。

いつでも、誰にでも始められて失敗しようがない節税方法、むしろ、やらなきゃもったいない!今回は、その仕組みややり方をしっかりと学び、実践してみて下さい。確実にあなたの資産を守ってくれます。

先ずは節税の意識を持つことが大事

ふるさと納税についての具体的な話に入る前に、まずはあなたと節税についての意識を共有させてください。

看護師をしていると、お金にシビアな人なら自分のお金の管理定期的な貯金など、入ってきたお金に対しての防御力は大丈夫かもしれませんが、お金が入ってくる前の防御、つまり「節税」というところには目がいきません。そもそもできると思わないですよね?

ですが私たちが知らないだけで、今は国が認めている節税の方法がゴロゴロと転がっています。

知らなかったでは済まされない額の税金を搾取される前に、私たち看護師も金融知識武装をしていく必要があります。

払わなくてもいい税金は払わない

先程もお話しましたが、看護師は税金や節税といった所に中々目がいきません。

貰った給料は守ることができても、給料をもらう前の段階で削られている「払わなくてもいい税金」からは自分のお金を守ることができていないのです。なぜ、お金を守ることができないのか?
それは単純で、金融リテラシー(知識)がないからです。知らないというのは本当に怖い…

看護師が引かれている税金は大きなもので

  • 住民税
  • 所得税

が挙げられます。

なので、これらの税金から自分の身を守るためには、

  • 住民税・所得税自体をなくす、もしくは軽減する方法を探す
  • 住民税・所得税の元となる元本を減らす

この2パターンが考えられます。

これらを実現するのが、ふるさと納税やiDeCoといった制度になるという事です。

このような知識と制度をうまく活用して、「払わなくていい税金は絶対に払わない」「払わなくていい税金はないか?」というシビアな視点で給料明細を見ていく必要があります。

貯金・投資のための元本を確保する

看護師も節税を意識する必要がある。と言っても、なんのために節税する必要があるのかが明確でなければ中々行動に移すことができません。また、上手に節税できてもそのお金を散財しているのでは節税している意味が全く意味がありません。何なら国に納めていた方が健全かもしれません。

そうならないためにも、節税する意味は明確にしておく必要があります。

人ぞれぞれ、親孝行のための旅行代金にするとか、看護の勉強をするための資金にするなど様々な理由が合って良いと思いますが、当ブログ「看護師のマネーゲーム」的観点から提示するとすれば、
「貯金・投資の元本確保」これに尽きます。

お金の不安をなくすためにはやはり、十分な資産が必要です。その資産を守る・増やすための元本は多すぎてもだめですが、看護師の収入において多すぎるなんてことはあり得ません。削れる税金は削り自分の手元にお金を残し、守り、育てる。この流れが理想ではないかと思うのです。

なので、特別な理由が見当たらないという方は、「貯金・投資のための元本」をつくることを目標に節税に踏み切ってみて下さい。

ふるさと納税とは

前置きが長くなってしまいましたが、いよいよここから本題に入っていきます。

看護師の節税において1番簡単で1番効果のある「ふるさと納税」とはどんな制度なのか見ていきましょう。

ふるさと納税とは

「納税」という言葉がついているふるさと納税。

実際には、都道府県、市区町村への「寄附」です。

一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されます。ですが、ふるさと納税では原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となります。

総務省|ふるさと納税ポータルサイト|よくわかる!ふるさと納税 (soumu.go.jp)

ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税の仕組みを簡単にいうと

  1. 実質負担2000円で来年自分が払うべきだった所得税・住民税の一部を自分の好きな自治体に今年のうちに払ってしまう。
  2. 払った自治体から納税してもらったお返しに返納品をもらう。
  3. 払った自治体から、前もって納税されたという事を証明してもらうor自分で証明する
  4. 事前に納税しているので来年は所得税・住民税の一部を払う必要がなくなる。

という流れになります。

少し難しいですかね?

もっともっと簡単に言うと、所得税・住民税の前払いといったところでしょうか。

ふるさと納税の期間

上記した流れからも分かる通り、ふるさと納税は来年の税金を節税する仕組みなので年が変わる12月末までが納税できる期限となります。

そのため、12月末までに自分の限度額分のふるさと納税返納品を購入する必要があります。

ふるさと納税のメリット

ここまでは、ふるさと納税の仕組みや流れについて解説してきましたが何となくの雰囲気だけでも掴めましたでしょうか?

ここからはもう一歩踏み込んで、ふるさと納税から得られるメリットとデメリットについて解説していきます。

メリットとしては以下の3つ。

  • 実質負担2000円で約6万円の節税ができる
  • 自分の好きな地域の好きな商品を購入することができる
  • 失敗のしようがない

きっとメリットを読み終わる頃には、「なんで知らなかったんだ…」と落ち込むレベルで嬉しい情報盛りだくさんなので読み進めてみて下さい。

実質2000円の負担で約6万円の節税ができる

冒頭から何度も出てきていますが、これがふるさと納税の最大のメリットです。

ふるさと納税では、看護師であれば実質の負担2000円で約6万円の節税が可能なのです。

先程の「ふるさと納税の仕組み」という項目で紹介した「返納品」という言葉を覚えていますでしょうか?
ふるさと納税というのは、その返納品を買う事で納税したとする方法をとることで私たちに大きなメリットを与えてくれています。

分かりやすいように言い換えると、来年払うべき税金で返納品を買って、商品という形で手元に残るという魔法のような仕組みなのです。ただ取られるより、何かかしらの品物が残っていた方が良いに決まってますよね?
ただし、約6万円といったのには理由があって、その人の年収によって控除できる税金の上限額が変わってきます。

ふるさと納税のポータルサイトでは、自分の年収を入れればすぐに計算してくれるシステムがあるのですが、それで調べてみると、看護師の年収は約400万円~500万円ですから、大体4万2千円~6万円が上限であることが分かります。

この限度額の中で事前に返納品を購入すれはその分の所得税・住民税が控除されるという魔法のような制度なのです。

自分の好きな地域の好きな商品を購入するだけでいい

そしてこの返納品はジャンルがかなり豊富です。

食品はもちろん、日用品や電化製品、旅行券なんてものもあり選びきれないほどあります。地域によって提供している返納品も変わってくるので選択肢は無限大です。

もちろん納税の一種ですから、普通に買うのと比較すると割高なのは当たり前ですが、本来取られるはずのお金で買っているのでそこを気にしてはいけません。

  • 好きな商品で選ぶもよし
  • 応援したい地域で選ぶもよし

自分の納得のいく形で納税することができるので、むしろ健全な納税方法と言えます。

失敗のしようがない

ふるさと納税の影のメリットは、絶対に失敗しないという事です。

もちろん必要な書類を貰わなかったり、期日までに申請できなければ納税を証明することができないのでただ単に多く納税した人になってしまいますが、注意していれば全く問題ありません。

節税と聞くと、難しい手続きが必要そうだしなんだかグレーな匂いがすると思われがちです。冒頭でも話しましたが私もその内の一人で、このふるさと納税ですら躊躇していましたが、これはそもそも国が認めた制度です。グレーも何もない上に、簡単な手続きで誰にでもできます。

今では躊躇していたあの頃の自分を殴ってやりたいぐらいやらなきゃ損な節税です。

ふるさと納税のデメリット

もちろんふるさと納税にはデメリットも存在します。

と言いたいところですが、正直ひねり出したようなものです笑

ふるさと納税には

  • すぐに恩恵を受けられない
  • 多少の手続きは必要

という側面があり、デメリットと感じる人もいるようです。

ですが、裏を返せば、すぐにではないけど確実に恩恵を受けられる上に多少の手続き程度で6万円の節税ができるわけなのでデメリットとは言えないのでは?と個人的には思っています。

そうは言っても、一応負の側面ではあるので解説してきます。

すぐには恩恵を受けられない

ふるさと納税の仕組み上、その節税効果を得られるのは納税した翌年になってしまいます。

そのため、今年から始めた人にとっては、「今年分の税金+来年分の税金」で少し負担が大きくなってしまう事は否めません。今年単体で見てしまうと確かにメリットはなく、6万円分の出費がかさむという言い方になってしまいますがこれは辛抱です。

長い目で見れば確実に節税としての効果を果たしているので、見かけ上の損益に一喜一憂することなく、本質を見るようにしましょう。

多少の手続きは必要

この後詳しく解説しますが、納税の制度である以上、確かに納税しましたという証を残しておかなければただ単に割高な商品をかって地域に貢献or脱税の可能性も出てきます。
この現実に少し怖い印象をもち、踏み切れない人は私を含め実際に多いです。

ですが、ふるさと納税における手続きは簡単で分かっていれば何も怖いものはありません。
購入した商品が6つの自治体以上でなければ、ワンストップ特例制度というものを用いて、自治体が納税の証明をしてくれるものもあります。

怖いのは知らないから。知っていれば怖いものなんてなく、誰にでもできる手続きです。

しっかりとフォローしていくので節税の第一歩を踏み出していきましょう。

節税に至るまでの具体的ステップ(画像入り)

さとふる

ここからは、実際にふるさと納税が節税に繋がるまでの具体的方法を画像付きで解説していきたいと思います。先ほどのデメリットでは「多少の手続きは必要」と言いましたが、ここを見ればその手続きも間違いなくすることができるので、あなたも安心してふるさと納税に取り組むことができるはずです。

やってみたいけどまだ悩んでいる。

そんなあなたの背中を押していきます。

今回は、私も愛用しているさとふるというポータルサイトを用いて解説していきたいと思います。

自分の好きな自治体の品物を購入する

商品の購入はいたって簡単で、自分の気に入った商品や応援したい自治体の商品を選択していくだけです。
後ほどおススメの返納品で紹介しますが、今回は「お米」を購入していきたいと思います。

検索窓に検索条件を入力し、自分の好きな商品を選択します。
あとはいつものネットショッピング同様、カートに商品を入れて個人情報・支払方法を入力すれば購入完了です。誰にでも出来ますよね?

Amazonや楽天で商品を購入する感覚で簡単に納税することができます。

確定申告orワンストップ特例制度

ただ問題は、購入した後に取るべき手続きを取らなければ寄付が納税と認められないところにあります。
詳しい内容は下記のURLで画像付きで詳しく解説してくれているのでそちらを一読しておくことをお勧めしますが、簡単に説明すると納税の証明は

  • 自分で確定申告する
  • ワンストップ特例制度を利用する

この2つのどちらかで行います。
私達看護師はワンストップ特例制度の利用条件を満たしているので、ワンストップ特例制度を利用することをお勧めします。なぜなら、自分で確定申告するよりも圧倒的に簡単だからです。

商品と一緒に届くところもありますが、専用の申請用紙に必要項目を入力し、本人証明のためのマイナンバーや免許書の写しを寄付した自治体に送るだけで、寄付した自治体が私たちの自治体に納税の証明をしてくれるので、私たちは何をしなくても来年度から所得税・住民税の一部を免除されます。

申請用紙の記入欄もいたってシンプルで5分程度で書き終わる内容です↓

購入から手続きに至るまで、特に難しいこともなく「誰にでもできて失敗しない」節税なので、やらない手はありませんね

ふるさと納税ワンストップ特例制度入門ガイド | ふるさと納税サイト「さとふる」 (satofull.jp)

おすすめの利用方法

最後におまけ程度ですが、裏看護師長がおすすめする返納品を紹介していきたいと思います。

ポータルサイトを見てみると分かるのですが、選べる選択肢が無限大過ぎてどれを選んだらよいか分からなくなります。節税とは言え、せっかく商品を買うのですから間違いのない買いものをしたいと思うのが普通ですよね?

という事でおすすめのジャンルを2種類ほど紹介していきたいと思います。

食品

ふるさと納税のサイトをみて目に付くのはやっぱりおいしそうな高級食材たちです。
各地域の特産を大々的に押し出しているのでどれも美味しそうですし、元々な無いはずのお金だし…といって高級食材を買いがちですがストップです!

節税する目的をお忘れではありませんか?
ふるさと納税をする目的は特別な理由がない限り「貯金・投資の元本をつくる」だったはずです。なので、食品の中でも実用的なものを選択すべきだと私は考えます。(もちろん個人の好みでも問題ありませんけどね笑)

そこでおすすめしたい商品は「米」です!

日本人なら誰でもお米が大好きなはずです。家に米がない人なんて見たことがありません。普通に買うのもそれなりに高いし持ち運ぶのにも一苦労なお米。それならいっそ、おいしいお米を家に配達してもらおうではないか!というのが私の考えです。

無駄になることは絶対にありませんし、むしろQOLは上がるという最高のふるさと納税品だと私は考えています。

日用品

実は意外と日用品も選択肢の中にはあります。

量は多いですが、トイレットペーパーやティッシュ、タオルなど、日常で必ず使うのもをふるさと納税品として買えば、1度で2度おいしいを味わう事ができます。

少し夢がない使い方とは自分でも思いますが、節税をする目的からずれてしまってはやる意味がありません。なのでそこはシビアに、現実的な日用品を購入することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

看護師に限らずふるさと納税にはほとんどメリットしかなく、看護師であれば最大6万円の節税ができるという事が理解できましたでしょうか?

私もそうでしたが、節税と聞くと少し怖い印象を持つかもしれませんが安心してください。国が認めたというこれ以上ない保証付きなのであとはやるかやらないかそれだけです。

また、商品は豪華絢爛で目を奪われてしまいますが、ふるさと納税をする目的を忘れずに商品を選ぶようにしましょう!

困ったらお米一択ですよ!

節税の目的は「貯金・投資のための資金」という話をしてきましたが貯金にも投資にも、看護師に合った方法があります。当ブログではその具体的方法を紹介していますし、本も出版させていただいています。
少しでも気になってもらえたら、そちらも読んでみて下さい!
あなたの人生を少しでも良くするきっかけになるとうれしいです。

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投資、始める前に読んでおけ

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実習指導者ニャース
実習指導者ニャース
現役看護師/投資家/起業家
消化器外科・整形外科・内科の混合病棟にて3年半働き、その後IT系の事業を立ち上げ起業しながら、派遣ナースとして全国を渡り歩いている。貯金や投資にも積極的に取り組んでおり、もっと多くの看護師のマネーリテラシーを高めて幸せになってもらうべく、当ブログ「お金の看護学校」を運営している。
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