まさかブラックだったなんて…看護師転職は理由の明確化で失敗を防げる
皆さんこんにちは
裏看護師長です
今回は、転職を考えている看護師がもっとも気になるであろう転職後の感想についてご紹介していきたいと思います。
転職は夢と希望がありますがその反面、恐怖や不安がつきものです。
- 転職をしたいけど、失敗したらいやだな…
- 実際転職をした人はどう感じている人が多いんだろう?
- 転職の成功率ってどれくらい?
という疑問は誰にでもつきものですし、私自身もすごく気になっていました。
看護師は転職が多い職業のひとつです。
本当に、転職するが看護師がみんな「良かった!」と心の底から思っているのでしょうか?
就職してみたらブラックだった…という話もよく聞きますし、逆に転職して良かった!楽しく働いてる!という人もいます。
この両者の違いはどうやら転職の理由・目的にあるようなんです。
そこで今回は、転職目的別のポイントについて解説していきたいと思います!
あなたはどんな目的で転職したいですか?
転職目的別のポイントを押さえて転職できれば、あなたの転職は成功に近づきます!
人間関係改善目的での転職
転職を考える看護師の転職理由で最も多いのは「人間関係」です。
様々なサイトでも解説されており、個人的にも強く同意できる内容です。
看護師の転職理由でよくあがるのは人間関係の悩み – 士業JOB (shigyou-job.jp)
看護師に限らず、職場の人間関係に悩み転職を考える人は多いですが看護師はその比ではありません。病棟に巣くうお局はもちろんの事、先輩や後輩、医師やその他関連職種との関りも多くどれもストレスですよね…
アメリカの調査によると、職場に3人以上の友人がいる場合は人生の満足度が95%上昇し、同時に給料への満足度も2倍になるというデータがあったり、職場に最高の友人がいる場合は、仕事のモチベーションが7倍も上がり、作業スピードが上がるという事も分かっています。
つまり、人間関係目的で転職して成功できれば、自分の大切な時間をストレスなく過ごすことができるとも言えますよね。
前置きはそこそこに、ここからは人間関係目的で転職をした方々の体験談を聞いていきましょう!
- 「同年代の職員が多くてコミュニケーションが取りやすい」
- 「前の病院より忙しいけど、みんなで頑張ろうという雰囲気が強く楽しく働ける」
- 「尊敬できる先輩が見つかって、看護師という職業に真剣に向き合えるようになった」
- 「どこの病棟にもお局っているんだと再確認できた」
- 「年齢層が極端すぎて自分に近い年齢の人が少なく関わりずらい」
- 「別にこれといって嫌な人はいないけど淡々と仕事をしてる感じで楽しくはない」
ポイント解説!
確かに、人間関係と一言でいっても、先輩や同期、後輩に求めるものは違いますし、病棟全体の雰囲気も気になるところではあります。
私自身もそうでしたが、特に同期の存在は大きく、同期だからこそわかる苦労や不満があり、それを共有できるというのは精神的に非常に安心します。
その点でその職場で働くスタッフの年齢層などをチェックする必要性は非常に高いと言えます。
また、病棟特有の雰囲気というも重要で、職場がどんなに忙しくてもみんなで楽しく乗り切ろうという雰囲気の病院もあれば、忙しさに耐え切れず、イライラしながら淡々と仕事をしている病院もあります。
人によっては、あまり周りの人と干渉せず淡々と仕事する方が好きという意見もありますから、転職先の雰囲気を確認することも重要な項目です。
また、失敗談からもわかる通り、どの職場にも「お局」がいる可能性は拭えません。
これがわかれば最高なのですがこればっかりは巡り合わせなのでどうしようもありませんね…
ですが、成功例にもあるように自分の看護観や人生観を変えてくれるような素敵な先輩に巡り合える可能性もあります。
最低限の条件を満たしているかを確認し、今の職場の人間関係と比較した上で転職を決断し、良い巡り合わせを期待するのが人間関係目的の転職を成功に導く方法のようですね。
看護師の人間関係は本当に厄介です。
人間関係の良い職場というだけで、お金以上の価値を感じますよね(笑)
看護師の転職はメリット<デメリット?踏みとどまって考えるべき3つの視点
給料アップ目的での転職
転職の理由で人間関係の次に多いのが「給料アップ」です。
仕事量に対して今の給料が割にあってないと思える職場もありますし、大量の時間外をしているのに強制的にカットされる田舎の病院もいまだにあります。
そんな環境で仕事をしていれば給料アップのための転職を考えるのは必然と言えます。
仮に給料アップが目的ではなかったとしても、転職先の給料が今の給料よりも良いことを望まない人はいませんよね。
看護師の転職において、給料アップのために考えることは大きく4つで
- 地域
- 勤務形態(夜勤ありもしくは夜勤専従)
- 病院の規模(ボーナスの額の変動)
- 専門性の有無
が挙げられます。
ではこの4つの視点を意識しながら、成功例と失敗例を見てみましょう。
成功例
- 「身体的にはきついところもあるけど、やっぱりお金のためなら頑張れる」
- 「大きい病院に来て正解だった。基本給はそこまで変わらないけどボーナスが桁違い!」
- 「給料が上がったのも嬉しいけど、もっと専門的に勉強していきたいと思えるきっかけになった」
- 「やっぱり生活のリズムが崩れるのはしんどい。体調管理ができない」
- 「周りのレベルが高すぎてついていけない。もうやめたい」
- 「金額の割に前の病院より忙しい。これなら前の病院でゆっくりやってた方がよかったかも」
ポイント解説!
全体的にみると、給料アップを目的とした転職は心身ともに疲労してしまう傾向がありそうです。
というのも、地域だけを変えるのであればそこまで大きな問題とならないのですが、夜勤に伴う生活リズムの変更や専門性が求められることによる精神的なプレッシャーが大きいという声が多く聞かれます。
もちろんそれを覚悟で転職しているとは思いますが、それでもこのような声が上がるというのは私たちが給料アップ目的で転職する際の非常に有益な情報です。
お金に目がくらみ、安易な気持ちで転職するなという良い教訓です。
ただ、悪い一面だけでなく、専門性のある病院に飛び込んでいった方の中には必死に食らいついていく中でその道を究めていきたい!という方も多く、給料アップと看護師としてのやりがいの両方を手に入れている方も一定数います。
もしあなたが給料アップを望んで転職を考えているのであれば、ぜひ、専門性のある病院に飛び込んでみるという選択肢を持ってみてください!
お金はもらえるだけもらいたいですよね!
金銭的な条件を求めることは全く悪いことではありませんよ!
看護師の転職で重視すべきは年収アップ?コロナの影響で難しい一面も…
キャリアアップ目的での転職
一番成功率が高いと言われている転職理由がこの「キャリアアップ」です。
説明は不要かもしれませんが、キャリアアップ目的での転職はネガティブな要素があまりなく、明確な目的を持った転職であるため、仮にネガティブな要素があったとしてもそれを耐えてでも成し遂げたい目標があるため大きなネガティブ要素にならないのが特徴です。
看護師の全員がキャリアアップをしたいと思っているわけではありませんし、私自身の実感としては、キャリアアップ目的で転職する看護師はそうでない人と比較して少ないような気もします。
そんなキャリアアップ目的での転職ですが、実際に転職した方はどんな感想を抱いているのでしょうか?
- 「教育体制が整っていて、自分の目標をサポートしてくれた。転職して良かった!」
- 「周りの意識も高いので、一緒に切磋琢磨できました。環境ってやっぱり大事ですね」
- 「先輩方が本当に頼りになる。前の病院とは比べ物にならないくらいに」
- 「自分の知識のなさを実感した。ついていけない」
- 「何かしらの具体的な目標がないと冷たい目で見られている感じがする。ある意味パワハラ?」
- 「看護に対する温度差を感じました。みんな熱い…。ついていけない自分が悪いんですけどね…」
ポイント解説!
成功と失敗を分けるカギは「意志力」にありそうですね。
強い信念と明確な目標をもって転職に踏み切った人にとっては、サポート体制や周りの環境・雰囲気がプラスに働き、毎日生き生きと仕事ができている印象です。
逆に、周りのレベルや勢いに気圧されてしまった人は温度差を感じてしまい、強いストレス要因になってしまってしまう傾向にあります。
つまり、あなたの意志力次第ではこれまでに紹介してきた「人間関係」や「給料アップ」も加わった全ての恩恵を受けることもできるという事です!
看護に対して熱い気持ちを持っている方にとっては最高の転職になりそうです!
看護師としての成長を考えて転職できる人は絶対に成功して欲しい!
地元を出る目的での転職
看護師の転職理由で意外と多いのがこの「地元から出たい」という動機です。
看護師は地元や病院から奨学金を借りることが多かったり、病院に付属する専門学からエスカレーター式に就職することが多いため、一部の地域にとどまる傾向があります。
しかもこの傾向は地方に行けば行くほど、田舎に行けば行くほど多い傾向にあります。
そのため、田舎の若い看護師が考える事と言えば決まって、
「都会に行きたい」
これに尽きます。
こんな単純な転職理由ですが、きっとこの理由で転職を考えている人も多く、気になるところではないでしょうか?
早速、実際の声を聞いてみましょう。
- 「プライベートの充実が半端じゃないです。夜勤が終わっても飲みに行けるって幸せですよね」
- 「休みに遊びに行ける。当たり前かもしれないけど、田舎だと遊びに行くところがないから(笑)」
- 「スタッフの人数が多いからしっかり定時で帰れる。時間外がないのは本当にうれしい」
- 「毎日飲み歩いちゃうからお金が溜まらない。誘惑に強くならなきゃ」
- 「一人暮らしも初めてだったので忙しいです。1日の時間が短く感じます」
- 「都会での一人暮らし憧れてたけど、お金もかかるし家事に時間取られる。実家がいかに楽か今になって分かりました」
ポイント解説!
やはり地元を出る→都会に行くという流れの一番のメリットは「プライベートの充実」にあるようです。
私がいるところも田舎なのでよくわかりますが、日勤終わりならまだしも準夜勤終わりなんて飲み屋どころかコンビニも締まっているところがあります。コンビニって24時間じゃないの?って初めて思いましたけどね。
そんな田舎から出ると毎日が楽しく、休日も出かけてストレス発散できて充実するのですがその反面、お金も面白いように無くなっていきます。
特に転職後すぐというのは楽しくて出歩くことが多くなりがちで、意識しないと本当にすぐお金が無くなってしまうのでマイナスポイントと言えるのかもしれません。
また、実家暮らしから抜け出したくて転職を考える人も多くいます。
その場合も同様で、出費の増大や家事の手間に嫌気がさして実家に戻りたいと思ってしまう方も一定数いるので、一人暮らしを始める前には適切な金銭管理の方法と一人暮らしの練習目的で料理や洗濯などを積極的に行って徐々に慣れていく必要がありそうです。
一度実家を出るという作業は人生において必須の作業だと思います。
自分の成長もしかり、家族の大切さも離れて初めて分かります…
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分が転職を考えている理由の成功例や失敗例の声を聞いてみて、自分の転職が成功するイメージが付きましたでしょうか?
転職理由別に成功へのポイントをまとめてみると、
- 人間関係…年齢層や雰囲気などの最低限の条件を確実にクリアし今の職場と比較する
- 給料アップ…お金に目がくらむと心身がすり減る。専門性を求める選択肢を持つ
- キャリアアップ…「意志力」次第で最も成功できる転職。自分の目標を明確にする
- 地元をでる … プライベートの充実と金銭面を天秤にかけられる冷静さをもつ
どのような理由でもメリット・デメリットは存在しますし、そもそも転職自体にもメリット・デメリットが存在しています。
仕事をする時間は人生においても大部分をしめるため、転職というのは人生においてもかなり大きなライフイベントになります。
当ブログではそんな転職についてのお役立ち情報を随時発信し、あなたの転職の手助けをできればと思います!
ぜひ、看護師転職に関する情報戦に勝利し、転職を成功させていって下さい!
→【2022最新版】しつこい電話が嫌いな看護師に選ばれている転職サイトとは?